小森陽一さんとの懇談

9月3日、九条の会事務局長の小森陽一さんと、懇談する機会がありました。小森さんは、昨年より札幌で加藤周一さんの「日本文学史序説」をテキストに年数回の勉強会をされています。現在東京大学教授の小森さん、北海道大学出身です。日本文学研究者としてのスタートも北大からでした。そのご縁での札幌開催でした。

勉強会の日は札幌におられることは間違いありません。グリーン九条の会としてそのとき懇談機会もてないものかと考え希望してみました。エンレイソウ九条の会にお願いし、それが実現したのです。

グリーン九条の会から私を含め3人、エンレイソウ九条の会から3人、小森さんを囲みました。昼食をとりながら、ゆっくりとした懇談、とくにしぼったテーマでということではなく、いろいろな話題で楽しく有意義な時間をすごせました。小森さんも実に話題豊富な人と理解させられました。

エンレイソウ九条の会、3月に結成された九条の会ですが、私たちは世話人のひとりが、そのひとりと面識があり、結成時から認識がありました。視野の広いすばらしいブログも作られており、私たちのブログにリンクさせていただいています。小森さんともしっかりとご縁を大事にしています。

話は、いろいろはずみました。故加藤周一さんなどの呼びかけ人による九条の会や各地のさまざまな九条の会のこと、小森さんより聞かせていただきました。グリーン九条の会やエンレイソウ九条の会についての小森さんへの紹介説明、それぞれから行いました。さらに大江健三郎さんと中野重治について、小林多喜二研究者ノーマ・フィールドさんについてなど、その場の会話は広がったのです。幅広い話題が花咲いた懇談会でした。

小森さん、打てば響く反応と本当に広い視野と見識で、出席者に応えてくれました。時間の経つのも忘れさせるくらいの機会であったことは間違いありません。そのなかには、ワインについてのなみなみならぬ造詣を示してくれたことも含まれていました。

機会を与えていただいたエンレイソウ九条の会の方々に感謝しています。各地各職域の九条の会、ひとつひとつが個性的なものであること、我々も改めて学びました。それは九条の会はそれぞれの活動とあわせ、多様多彩なつながりも産みだしていくことを示してくれたように思います。

2011年9月19日 会員UE