第10回例会 高田昌幸氏講演会開催


グリーン九条の会第10回例会は高知新聞報道部副部長の高田昌幸氏をお招きし「それでもジャーナリズムは死なない  北海道・高知 地方紙30年の視点から」のテーマで講演会を開催しました。514日会場(ニューオータニイン札幌)に60名を超すご参加を得てジャーナリズムが抱える過去、現在の問題点と今後のあるべき方向について縦横に語っていただきました。

氏は1986年から2011年まで北海道新聞に勤務し道警の裏金問題等いくつもの重要な調査報道に関わり大きな足跡を残しました。

大半が当局の発表に依存する「発表報道」が現在も変わらない報道形態であることの問題点を戦前、戦中に遡って解明し、対して地道な取材で「ファクト(事実)」を積み重ねて本質に迫る「調査報道」こそが権力と向き合う有効で責任ある報道形態であることを力説しました。

今日安倍内閣と一体化する権力の暴走に直面している状況下でジャーナリズムはどうあるべきか 「二度と読者を騙さない。そのために記者が権力に騙されない。」氏のメッセージが参加者の心に強く響いた講演会となりました。

開催にあたり たかさき法律事務所九条の会、医療九条の会・北海道、エンレイソウ九条の会、ビー・アンビシャス9条の会・北海道、植村応援隊、メディア・アンビシャスの皆様のご協賛を頂き宣伝から当日の運営までご援助を頂きました。心よりお礼申し上げます。

高田氏の今後益々のご活躍をお祈りするとともに、お忙しい中わざわざご参加いただきました皆様に心より感謝申し上げます。


2016515日事務局