ブログスタートしました

「グリーン九条の会ブログ」スタートします。準備段階も一区切りとなり、10月18日にははじめられることになりました。当会の連絡をのせるだけでなく、世話人や事務局の声や思いも伝えられるものになればという気持ちです。さらに、他の会の活動や声なども必要なものは伝えられたらよいのですが。

10月10日(日)、札幌で「九条の会」事務局長の小森陽一さんの講演会(追悼 井上ひさしさん 小森陽一文学講演会)がありました。参加しましたので、そのなかで印象に残ったこと少し語らせていただきます。

東京大学大学院総合文化研究科教授の小森さん、亡くなった井上ひさしさんに最後に目を通してもらった文章は井上さんの「ボローニャ紀行」(文春文庫)の解説だったそうです。

イタリアの歴史ある都市ボローニャは、長年井上さんのあこがれの街だったそうです。7つの道がボローニャには入っているそうで、小森さんが書いた解説はは7つの道にたとえての内容にしたそうです。それを井上さんは好評価してくれたと言っていました。

小森さんは、外国子女として日本にもどってきたとき、井上ひさし脚本の「ひょっこりひょうたん島」に出会ったことが井上さんとの出会いのはじまりでした。そして後年、九条の会の呼びかけ人と事務局長としての立場になるまで、つながりとつきあいは続いたのです。

小森さんが日本にもどってとまどっていたとき、大人と子供が対等で討論しあう「ひょっこりひょうたん島」に大きな刺激をうけました。高校大学と進む中、話し合いに積極的になれたのはそのことが大きかったとも。

7つの道にたとえて、井上文学の肝心なことを講演で見事に示してくれた小森さん、300名の聴衆に感銘を与えてくれました。もちろん私もそのひとりでした。

2010年10月18日 事務局